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inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

特別なフォントを使わなくても、パス操作を使うことでポップな書体を作ることができます。

ポップ書体を購入して使うというのも選択肢としてありますが、アルファベットなど簡単なものなら2、3分でできるので、試してみてください。

今回は「inkscape」という文字をポップな書体に変えてみます。

この記事は2014年11月4日の記事を再編集したものです。

テキストオブジェクトを作る

形状をポップにしたい文字列をテキストツールで作成します。

2016-08-11_17h49_43_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

テキストツールで普通に書いてOKです。

「レギュラー書体」だと細すぎたりするので、「ボールド書体」で書くことをおすすめします。

2016-08-11_18h01_34_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

オブジェクトをパスへ変更

テキストツールで文字を書くとテキストオブジェクトとして作られるので、このままでは形状を変化させられません。

そこでテキストをパスに変換します。

2016-08-11_18h04_45_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

見た目の変化はありませんが、これでテキストオブジェクトとしての機能はなくなり、パスとして扱うことができるようになります。

ノードツールで選択した時のアクションが違うはずなので、試してみてください。

パスの形状を変化させる

ノードツールを使ってパスの形状を変化させます。

全てのパスを一気に変化させるために[Shift]キーを押しながらすべての文字を選択します。

2016-08-11_18h11_28_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

最後の文字まで選択したら、パスを作っているノードを[Ctrl+A]で全て選択します。

2016-08-11_18h16_14_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

最後に形状を変化させます。

ノードが全部青くなっている状態で、ツールコントロールバーから「選択ノードを自動スムーズに」をクリックします。

2016-08-11_18h27_33_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

文字の形状が変わっているのがわかると思います。

選択を解除するとよく見えます。

微調整する

少しアンバランスなところを調整していきます。

2016-08-11_18h30_07_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

文字間隔の調整をしてバランスを取ります。

2016-08-11_18h47_32_inkscapeのパス操作でテキストをポップにする方法

これで完成しました。

2016-08-11_18h52_58

バランスが取れて、さっきよりも不自然さが消えていると思います。

あとはエクスポートして画像として使うこともできます。

ぜひお試しください。

では今回はこのあたりで。

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