トラブルシューティング

アンインストールしたフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

メインで使用しているPCのフォントを整理した後のことです。

Windowsにインストールされていないはずのフォントが、inkscapeでは表示されているという不可解な状態になっていました。

フォントが存在していないはずなのに、inkscapeを開くとフォントが表示されているのです。

テキストオブジェクトにそのフォントを適応してみると、書体が変更できてしまうという優れもの?!でした。

ネット上の情報を元に、システムのフォントキャッシュを削除したり、inkscapeが利用しているフォントキャッシュを削除したり、セーフモードで起動してみたり、日本語の情報があるものは全て試しましたが、全部ダメでした。

最終的に自力で試行錯誤した結果、たまたま元に戻せたので、解決までの手順を記録しておきます。

アンインストールしたフォントファイルが残っている?

本当に盲点でした。

Windowsのフォントアンインストールで削除したフォントファイルが、フォントフォルダ内に残っていました。

2016-06-09_09h42_04_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

2016-06-09_10h12_17_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

FTPソフトでフォントフォルダを見たら・・・

2016-06-09_10h18_37_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

エクスプローラーがフォントファイルを表示していないだけで、データとしては存在しているってことです。

今回の現象は、残ったフォントファイルをinkscapeが読み込んだために起こってしまったようです。

2016-06-09_11h35_35_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

表示されたフォントファイルをFTPソフトで削除して・・・

2016-06-09_12h06_34_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

inkscapeを再起動すると・・・

2016-06-09_12h10_53_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

やってくれるじゃないですか!Microsoftさん!!

だからMacユーザーが増えるんですね・・・

私はこの現象を「MSゾンビフォント」と呼ぶことにします(笑)

MSゾンビフォントの出現条件

ゾンビフォントは同じフォントを、削除せずに2回以上インストールすると出現します。

その理由は、Windowsの謎の機能が関係しています。

すでにインストール済みのフォントを再度インストールしようとすると、フォントを「置換しますか?」と聞かれます。

2016-06-09_10h51_29_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

ここで「はい」を選んでインストールすると、新しいフォントファイルにはバージョン番号(「_0」など)が付加されて、フォントファイル内に残るようになります。

2016-06-09_10h53_12_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

やっかいなのが、バージョン番号付きのフォントファイルはアンインストール時に削除されないのです。

 

これがゾンビフォントの正体です。

しかも、バージョン番号とは名ばかりで、元のバージョンに戻すこともできません。

本当に謎の機能です。

まとめ

  • MSゾンビフォントは同じフォントを置き換えインストールすることで出現する
  • Windowsのエクスプローラでは見つけられない
  • FTPソフトなど、すべてのファイルを表示できるソフトを使って探す
  • 見つかったMSゾンビフォントを削除する

ゾンビフォントの存在を確認するには、Windowsのファイルエクスプローラーではなく、すべてのファイルを表示できるサードパーティ製のエクスプローラやFTPソフトを使います。

私は「FileZilla」というFTPソフトを利用しているので、FileZillaでWindowsのフォントフォルダを表示して確認しました。

→ フリーのFTPソフト「FileZilla」(SourceForge)

 

Windowsのエクスプローラーで開くと、消えている(アンインストールされている)ように見えても、

2016-06-09_10h12_17_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

FTPソフトで見ると、実際はフォントファイルが残っていることがわかります。

2016-06-09_10h18_37_存在しないはずのフォントがinkscapeで表示されているときの対処法

あとは、FTPソフト上でゾンビフォントを削除するだけで解決します。

<注>

フロップデザインさんのフォントを例に使わせていただきました。

今回の件とフロップデザインさんは全く関係がないので、誤解のないようにお願いします。

あとがき

後で調べてわかったのですが、MSゾンビフォントに関してはこちらの記事が参考になります。

→ Windows7のフォント上書きインストールはファイルを削除していない(はてな)

コマンドプロンプトが分かる人には、スマートな削除方法が掲載されています。

 

今回、フォントを整理してこんなトラブルに巻き込まれたわけですが、なぜフォントを整理したかというと、

→ フォント管理ソフトNo1に認定!【NexusFont】(eitch Design)

このソフトを使い始めてから、フォントをインストールして管理する必要がなくなったからです。

このNexusFontにフォントを登録して起動しておくと、一時インストールという状態になり、表示中のフォントがインストールせずに使えるようになります。

おかげさまで、パソコンの起動が軽くなりました。

 

フォント管理ソフトを導入してから、フォントパックの管理も楽になりました。

FONT x FAN HYBRID 3

このフォントパックは1万円を切る価格(私が購入したときは\8317でした)で、日本語書体を網羅しているので使いがってが良いです。

ただ・・・12526書体も入っていると、全部を使用しないにしても、Windowsのフォントフォルダでは管理しきれないです・・・

そこで、この中から使用するフォントだけを取り出して、NexusFontでタグ付けやグループ分けして、必要なときだけ使うという方法が実現できます。

これで基本的な画像制作には困りませんからね。

 

では今日はこの辺で。

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