Inkscapeでドキュメントの作成と保存をする方法

Inkscapeでドキュメントを作成・保存する方法と、SVG以外でのエクスポートについて説明します。

ドキュメントの新規作成

Inkscapeを起動するとデフォルトのドキュメントとしてA4サイズのページが設定されたドキュメントが表示されます。

このままA4サイズで利用することもできますし、ドキュメントプロパティからページサイズを変更することもできます。

ドキュメントプロパティから設定する

ドキュメントプロパティは[ファイル]メニューもしくはコマンドバーから開くことができます。

既定のサイズから選ぶか、自分でページサイズを設定することができます。

テンプレートを利用して新規作成する

Inkscapeに登録されているテンプレート一覧から新規作成することができます。

利用したいテンプレートを選択すると、右側にテンプレートの設定項目が表示されます。設定を確認して[テンプレートから作成]をクリックすると新たなウィンドウで新規ドキュメントが開きます。

ドキュメントの保存

ドキュメントを保存するときは[メニュー]から[保存]コマンドを選択します。

保存には3種類あります。

  • 保存(上書き保存)
  • 名前をつけて保存(別名保存)
  • コピーを保存(現状のファイルとは別のファイルとして保存)

新規ドキュメントの場合は上書き保存をしても、名前をつけて保存と同じように、名前をつけるように保存ダイアログが表示されます。すでに存在しているファイルの場合は上書き保存されます。

保存ダイアログについて

名前をつけて保存する場合は、一般的な保存ダイアログと同じように、保存先のフォルダを選択してから保存するファイル名を入力して、「保存」ボタンをクリックします。

「名前をつけて保存」と「コピーを保存」の違いは現在のファイルを保存するか、別ファイルとして保存するかの違いなので、それほど差はありません。作業途中で保存しておきたい場合は「コピーを保存」を使うようにすると便利かと思います。

画像ファイル(PNG)としてエクスポート

画像にエクスポートするときは[ファイル]メニューから「PNG画像にエクスポート」コマンドを使用します。InkscapeではJPGファイルへのエクスポートはサポートしておらず、PNGのエクスポートを利用します。

エクスポートする範囲を決める

エクスポート領域で「ページ」を選択するとドキュメントプロパティで設定したページに表示されている部分をエクスポートします。はみ出している部分は切り取られてビットマップのPNG形式へ画像化されます。

「描画全体」を選択するとドキュメント内にあるオブジェクトが全て含まれるようにエクスポートされます。オブジェクトをいくつも作っていて、キャンバスの端の方へ避けて配置していた場合はその部分までエクスポートされるので注意します。

「選択範囲」を選ぶと選択されている範囲(バウンディングボックスの範囲)がエクスポートされます。この場合、選択せれているオブジェクトではなく、選択されている範囲が対象となります。

解像度の指定

Inkscape自体はベクター画像であり、ラスター画像で言うところの解像度(サイズ)という概念はありませんが、これをPNG画像にエクスポートしようとすると解像度を指定する必要があります。

解像度(dpi)とは1インチの中にいくつのドットが入るか?を決めるもので、画像処理の世界では当たり前に使われている単位です。一般的に、PCなどのディスプレイ用では90dpi(1インチの中に90個のドット)程度で良いとされています。印刷物の場合は最低でも300dpi(1インチの中に300個のドット)が必要とされています。

dpiを「96」から「300」へ変更すると、画像のサイズが大きくなります。ピクセル数が大きいほど高解像度となるので、印刷物などで使用するときにもきれいに印刷できるようになります。最近ではディスプレイも高解像度の物が増えているので、90dpiでは不十分な場合もあります。使用目的や見る側の環境を調査して解像度を設定するようにしましょう。

PDFなどの他のファイル形式としてエクスポート

Inkscapeの標準としているファイル形式は「SVG」というベクター画像形式ですが、「コピーを保存」や「名前をつけて保存」でファイル形式を選択すると、別のファイル形式での保存が可能です。

Inkscape SVG(*.svg) Inkscapeの拡張情報を含むSVG1.1に準拠したファイル形式。(流し込みテキストについてはSVG非準拠)
プレーン SVG(*.svg) Inkscapeの拡張情報を含まないSVGファイル。Inkscapeで再編集する予定がなく、Inkscape SVG形式で保存した場合にバグが発生するときに使用する。
Portable Document Format(*.pdf) Adobe社の開発した電子文書フォーマット。様々なソフトで表示ができるので完成したドキュメントの共有に役立つ。一般的にはAdobe Readerを使用して表示する。
Encapsulated Post Script(*.eps) ベクター画像として広く使われている画像形式。印刷媒体などでよく使われる。Inkscapeでは標準機能でエクスポートできるが、表示するにはGhostScriptをインストールしておく必要がある。→ InkscapeでEPSファイルを読み込むための設定手順
Open Document 図形描画(*.odg) オープンオフィスプロジェクトの図形描画(Draw)のファイルフォーマット。オフィスファイルと連携をする場合に重宝する。

主に使用されるのはこのくらいかと思います。

一部注意事項として、他のプログラムからデータをインポートしたいとき、そのプラグラム本体が必要になる場合や別のプログラム(PostScriptやUniConverter)が必要になる場合があります。詳しくはInkscapeのFAQを御覧ください。

→ FAQ_(Japanese)

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