パスとベジェ曲線
パスとは
Inkscapeのオブジェクトには、ビットマップ(ラスター)オブジェクトとビットマップ以外のオブジェクトがあります。
ビットマップ以外のオブジェクトには複数の点を繋いだ線で表現されています。これを「パス」と呼びます。
パスを作るためにはシェイプ系のツールを使用することが簡単な方法です。
より複雑な曲線や多角形を表現するためにはペンツールで「ベジェ曲線」を利用してパスを作成します。

ベジェ曲線でできること
「ベジェ曲線」とは座標と曲線を数学的に計算するしくみのことをいいます。Inkscapeを扱う上ではベジェ曲線を知ることは重要なのですが、数学的なことを学ぶ必要はありません。ベジェ曲線の仕組みを体感的に覚えることで、様々なオブジェクト(図形)を思い通りの形にすることができます。

パスの構造
ベジェ曲線の線が必ず通過する点を「ノード」といいます。Inkscapeのノードはノードの種類によって形がいくつかあります。基本的にはノードを動かすことで線の形状を変化させることができます。