Inkscapeのマニュアル本を出版しました。
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処方解析

  • 2020年8月20日

インタール細粒10%で起こった下痢の事例からわかる添付文書の使い方

医師の処方通りで添付文書に沿った内容の薬を、ただ取り揃えて渡すだけが薬局の業務ではないことを考えさせられる事例でした。 また内容を考えると医療事故・過誤に分類されてもおかしくない状況でした。 最終的な経過までは介入できないのですが、薬局内での協議の内容を共有しようかと思います。 処方内容や調剤時の状況 処方内容 インタール細粒10% 18g 分3毎食前 30日分 患者は食物アレルギーとのことで該当 […]

  • 2020年8月20日

カロナール500mg/1回を12歳の小児に使っていいのか?という話

カロナールといえば、大人でも通常用量1回300mg程度なのですが、12歳のお子さんに「カロナール錠500mg 1回1錠 疼痛時 頓服」というちょっと珍しい処方が飛んできました。 お子さんとはいえ、12歳で体重も50kgとのことで、頓服だし、まあ大丈夫だろうなと思いながらも、調べてお渡ししました。 添付文書上の記載はどう? カロナール細粒20%などの小児科で使用する場合の薬用量は添付文書にこう記載が […]

  • 2020年8月20日

リルテック錠の粉砕指示の問題点と対応方法

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療薬、「リルテック」の粉砕指示がでていたので、その問題点と対応方法をメモしておきます。 問題点 リルテック錠はフィルムコーティング錠ですので、粉砕すればコーティングが剥がれて弊害をもたらします。 また遮光性のPTP包装なので、PTPから出したあとの安定性にも注意が必要です。 粉砕時の弊害は主に3つです。 光によって有効成分であるリルゾールの含有量が低下するおそれがあ […]

  • 2020年8月20日

緑内障患者さんに聞いておくと良いコト

薬局に緑内障・高眼圧症の適応がある薬の処方せんが来たときに、話のネタにもなるし安全確認の一環としても役立つ質問を紹介します。 眼科さんで先生から風邪薬飲んでいいよって言われましたか? 質問の意図としては、市販の風邪薬に含まれている「抗コリン剤」例えばクロルフェニラミンとかを服用できる状態の患者さんか?ということを知りたいわけです。 狭隅角の場合は抗コリン作用で、頭痛や眼痛、吐き気などの緑内障発作を […]

  • 2020年8月20日

3分間で糖尿病治療の基本をレクチャー

当薬局にも新任?薬剤師が赴任してまいりました。 新任?と言うより、調剤薬局未経験の薬剤師です。 薬学部卒業後10年以上が経過しているので、糖尿病の基本を3分でレクチャーしてみました。 その内容を書いておきます。 現在の主流(2015年時点) まずはじめに、最近の糖尿病治療ではDPP-4阻害剤を第一選択とした処方がよくあるということを確認しました。 これまでインスリン分泌が不十分な患者にはSU剤・非 […]

  • 2020年8月20日

薬局で出会う喘息治療の処方例

処方解析というところまで奥の深いものでは無いのですが、処方例から病態を推察するということをしてみようと思います。 そもそも喘息の場合はガイドラインに沿って治療が行われることがほとんどなので、呼吸器専門医ではない一般内科の医師でも当たり前のように治療しています。 そのため処方内容は医師によってほとんど左右されません。 つまり基本さえおさえておけば、そうそう困ることはないということです。 新任の薬剤師 […]

  • 2020年8月20日

蕁麻疹に胃薬のガスターを処方する理由とは

蕁麻疹というと、体中に発疹ができて、強いかゆみが現れるアレルギー性の皮膚疾患です。 蕁麻疹には通常なら蕁麻疹の治療ガイドラインで第1選択薬の非鎮静性H1ブロッカー(第二2世代の抗ヒスタミン薬)を処方します。 例えば、アレグラ®とかタリオン®がこれに当たります。 軽度の蕁麻疹であればこれで症状を抑えることができるのですが、抗アレルギー薬の処方だけでは充分に症状を抑えられない場合もあります。 この場合 […]

  • 2020年8月21日

ナウゼリンOD錠のジェネリックがドンペリドン錠「EMEC」でいい理由

ナウゼリン®は吐き気止めとして現在でもよく使われる薬です。 ナウゼリン®にはジェネリックがあり、ドンペリドン錠として発売されているので、すでにジェネリックの取り扱いとしては浸透している思います。 そんなナウゼリン®ですが、2012年にOD錠が新規に発売となりました。 特許があるので、OD錠とつくジェネリックはまだ発売されていませんが、健康保険法でジェネリックの類似剤形への変更が認められているので、 […]

  • 2020年12月13日

緑内障患者に抗コリン薬が禁忌な理由

風邪薬や鼻炎薬などの抗コリン剤と呼ばれる成分が入っている薬は基本的に緑内障患者に使ってはいけません。 その理由というのも、狭隅角緑内障や閉塞隅角緑内障という、目の中の水分が循環する経路が狭くなっているタイプの緑内障では、抗コリン作用のある薬を使ったときに、急激に眼圧が上昇してしまい、緑内障発作と呼ばれる状態になってしまうからです。 緑内障発作とは? 緑内障発作とは、急激に眼圧が高くなることで、目の […]

  • 2020年8月20日

メトトレキサートと青汁の相性が悪い理由

メトトレキサート(MTX)は関節リウマチなどの自己免疫疾患で頻繁に処方される薬です。 販売名で言うと「リウマトレックス」や「メトトレキセート」があります。 今回はメトトレキサートと食品の相互作用に関して実際にあった事例から少し話をしてみようと思います。 メトトレキサートの効果を弱くする青汁 メトトレキサートを継続服用している患者さんから言われました。 「青汁を飲むと関節がフワフワする感じがする」 […]