以前、問い合わせがあったinkscapeで「フチ文字」を作る方法を紹介します。
文字の周りを縁取るので「フチ文字」と言われています。「囲み文字」とは意味が違うので、調べるときは「フチ文字」で検索をしましょう。
inkscapeでは「フチ文字」の作り方は2つあります。最終的に出来上がるものが違うので、完成図から自分が使いたい方で作成してみてください。では始めていきます。
この記事のアウトライン
フィル/ストロークを使った「フチ文字」
テキストツールで作成した文字のストロークを設定することで簡単に縁文字を作ることができます。
パスのオフセットを使った「フチ文字」
テキストをパスへ変換し、オフセットを使って膨張させたものを「フチ」として使う方法です。
あとから変更が難しいのですが、ストロークの設定だけではできなかったフチ文字が作れます。
パスを結合
テキストをパスへ変換すると、1文字ずつのパスがグループ化された状態になります。このままでは1つのパスとしてテキストを扱えないので、[パス]メニューから[結合]を実行して、1つのパスに結合します。

2重の「フチ文字」の作り方
オフセットとストロークを利用すると、2重縁取りをすることができます。
組み合わせることでフチ文字の色々なバリエーションを作ることができます。
ストロークやオフセットを使うと様々な縁取りができます。
テキストに限らず、いろいろなオブジェクトで同じように縁取りができるので、ぜひお試しください。
では今日はこのあたりで。