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複業の会計管理に向いている銀行口座・クレジットカードの選び方

普段利用している銀行口座はどのくらいあるでしょうか?給与振込用、光熱費などの引き落とし用、貯蓄用の3つくらいを使い分けているといったところでしょうか?

アフィリエイトなどの複業を始めるにあたっては、他に1つ事業用の口座を用意しておくと便利です。

なぜかというと、複業や個人事業の場合、経理を担当するのも自分自身となるので、なるべく簡単に経理・会計の処理を済ませるためです。

始めたばかりのときほど、記事作成などのお金になる部分に専念したいところだと思いますが、あとあと面倒な処理をしなくてもいいように最初から準備しておくことが大事です。

事業用(複業用)の口座を生活口座と分ける3つの理由

  1. 会計の手順を簡単にするため
  2. 事業の収支を把握するため
  3. 確定申告・税務調査に対応するため

この3つの理由で、事業用の銀行口座を1つ作ることをおすすめしています。

会計の手順を簡単にするため

複業であれ個人事業であれ、事業として収入を得ると会計帳簿をつけなくてはいけません。

会計帳簿をつけるためにはお金の出入りを明確化する必要があります。

このときプライベートの入出金と事業での入出金が一つの銀行の利用明細として記載されていると、どの項目が事業で利用しているものかを判断しにくくなってしまいます。

毎日帳簿をつけるわけではなく1週間に1回帳簿をつけるなどしていると、記憶をさかのぼって記帳しなければ行けないので、余計に手間がかかってしまうということもあります。

事業専用の銀行口座を用意しておけば、「銀行口座への入金=収入」「銀行口座からの出金=経費」というふうに明確に区別できるので、会計管理が簡単になります。

事業の収支を把握するため

プライベートと銀行口座を一緒にしている場合、事業でどのくらいの収入があり、どのくらいの残高になっているのか?の把握が難しくなってしまいます。

また、事業としてどのくらいの経費を使うことができるのか?などの判断も難しくなってしまいます。

事業用口座とプライベートの口座を別にしておくと事業の収支がわかりやすく、管理が楽になります。

確定申告・税務調査に対応するために

複業を始めると必ずついて回るのが、所得に対する税金の申告です。いわゆる確定申告というものです。

確定申告では1月1日から12月31日の間に得た所得を、翌年の2月16日から3月15日の間に、税務署に申告します。

所得というのは「収入ー経費」のことを言いますので、1年間でいくら収入があり、事業をするためにいくら支払ったのかを、その都度記帳して、最終的な儲け(所得)を計算する必要があります。

このあたりは会計管理とも重なりますが、このときに生活用の銀行口座を利用していると、利用明細を見てもどの振込が事業で得たものか?どの支払いが事業で利用したものか?がわかりにくくなってしまいます。

また確定申告をした内容について税務調査が入ったときに、プライベートの支出とごちゃまぜになっているとお金の流れが不透明に見えやすく、調査員から厳しく追求されてしまう・・・なんてこともありえるのです。

後々に面倒にならないために公私の区別をしっかりつけておくということです。

実用的な銀行口座の選び方

銀行口座と言っても、都市銀行、地方銀行、ネット銀行などいろいろなものがあります。

生活口座として利用するには、プライベートの振込や引落に対応しやすい、ゆうちょ銀行や地方銀行、都市銀行が選択肢に入ってくると思いますが、事業用口座として実用的なものを選ぶには、ネット銀行が一番使いやすいのではないかと思います。

その理由は、次の2つです。

  1. 入出金がすぐに確認できる
  2. 支払いなどの振込をネットですぐにできる

入出金をすぐに確認できる

一般的に銀行口座の入出金は、通帳をATMに入れて記帳することで入出金の記録をつけていきます。

ですが、記帳をしないといくら振り込まれたか?、いくら引き落とされたか?がわからないようでは、会計管理にも時間がかかってしまい、余計な手間が増えてしまいます。

このような問題はネット銀行であれば発生しません。

ネット環境さえあれば、銀行の明細をすぐに確認できるので、会計管理もその場ですることができます。

何よりもいちいちATMまで足を運ばなくて良いので、手間がかかりません。

支払いなどの振込をネットでできる

アフィリエイトなどのネットを使った事業をする場合は、支払いや振込もオンラインで行われることがほとんどだと思います。

その場合はネット上で振込の処理ができるネットバンクを利用する方が管理が簡単になります。

定期的な振込も設定だけしてしまえばあとは自動で口座から出金されていきますので、手間を更に省くことができます。

おすすめの個人向け銀行口座

ネット銀行の中でも、振込手数料無料、コンビニATMの利用手数料無料などの条件でおすすめの銀行をセレクトしました。

楽天銀行+楽天カード

楽天銀行

おそらく、現時点では一番オススメな銀行が楽天銀行です。

楽天銀行は預金額または取引件数に応じて振込手数料、他行ATM手数料が無料になります。

通常の普通預金金利も年率0.02%と高めですが、楽天証券で証券口座を開設して口座連携をするだけで年率が0.1%にアップします。

証券口座を開設して、マネーブリッジという口座連携の設定をするだけで、証券口座に入金する必要もないので、リスクは全くありません。(やや手間はかかりますが、年単位の長い目で見れば確実にプラスです)

また、複業・事業の支払い用に楽天のクレジットカードを付帯すると、楽天銀行と楽天カードだけで事業の収入と経費を管理できるので、さらに便利です。

付帯された楽天カードで事務用品やPCの周辺機器などの備品を購入すれば、楽天ポイントが溜まっていくので、そのポイントを更に有効活用することもできます。

サーバー費用やドメイン費用など定期的に支払いがあるものも、楽天カードの支払いにしておくと複業をしているだけでポイントがたまって行くというすぐれものです。

⇒ 楽天銀行+楽天カードの詳細を確認する

イオン銀行+イオンカード

イオン銀行も楽天と同様に銀行の利用額に応じて、振込手数料無料、他行ATM手数料無料のサービスが受けられます。

イオン銀行の通常の普通預金金利は0.001%と、多くの銀行と同じですが、イオンクレジットカード付帯のイオンカードセレクトに申し込み、ネットバンクに登録することで、0.05~0.12%へ年利を上げることができます。

イオンカードを一緒に契約するのも、ネットバンクを利用するのも、複業用には持っておきたいものなので都合がいいのです。

年利に幅があるのは銀行の利用額やイオンカードの利用額の大小でランクが変動し、ランクによって普通預金金利が変動するからです。

楽天と同様に0.1%の金利を受け取りたい場合は次の3つの条件をクリアすればOKです。

  1. イオンカードセレクトという銀行・クレジット・電子マネー一体型のカードを作る
  2. ネットバンクの利用登録をする
  3. 毎月1円以上をイオンカードで支払う

サーバー代などの費用は毎月発生しますので、イオンカードセレクトを作って、支払いの設定をイオンカードにしておけば難なくクリアできるので、こちらもおすすめできます。

楽天銀行との大きな違いはイオン銀行ATMがイオンの店舗やミニストップの店舗にあり、ATM手数料なしで現金の出し入れができる点です。

近くに手数料無しで利用できるATMがあるというだけでも、メリットが多いと言えます。

⇒ イオンカードセレクト (イオン銀行+イオンカード)の詳細を確認する

 

複業を始めたばかりで、会計処理や確定申告のために特に何も準備していないという方も多いと思いますが、スタート時点から準備しておくことで、後々厄介な税務署対応をしなくて済むようになります。

準備はお早めに!ということで今回はこのあたりで。

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