プロフィールで少し紹介しているのですが、出版社さんの方から声をかけていただき、ある書籍の原稿を書く仕事をいただきました。
僕自身、全くはじめてのことで、右も左もわからず、苦労したことや勉強になったこと、新たにDTPというジャンルの知識を知れたことなど、出版までの経緯も綴りながら、学んだことを記録していこうと思います。
意外に多い?出版経験の有無
「本を書いてみたい」「本を出したい」という人は少数派ではないように思いますが、身近に出版経験のある人が全くいないので、どのくらいの人が出版をしているのか?を調べてみました。
推定とのことですが、数値を交えているあたり信憑性があるかな・・・
で、推定で出版経験のある方は「1000人に1人」と意外に多いなと言う印象。
ただ、僕自身が書籍の原稿執筆ははじめてやる仕事だったので、出版業界のことや原稿のやり取り、どのようなペースで納品するのか、いろいろなことが初めてだったのです。
初めて過ぎて何もわからなかったので、いろいろと質問してみると、全体の流れを教えてもらえました。
原稿執筆から出版までの流れ
編集者さんから執筆の依頼が来てからは、大体こんな流れで進んでいくとのことでした。
基本的に書籍のコンセプトや目次案までは著者と編集者で進めていきます。
そのあと、著者が関わるかどうかは別として「企画書」を作成し、出版社の内部で検討されます。
僕の場合は、コンセプト・目次案の仮案を編集者の方からいただきました。
ほとんどがメールのやりとりで、どのような方向性で行くのか、著者として目次案を作ってもらいたいなどの依頼を受けました。
その後、実際に合って一度打ち合わせをし、執筆契約と今後の詳しい流れを伺ったりしました。
ここまでの中で、出版社の企画として「〇〇の部分は外せない」「△△の部分は独立した章立てをするように」など、出版社の意見を伺ったり、こちらの意見を伝えたり、どのような形で原稿を納品するのか、書式に制限はあるのか、などなど細かな話をしました。
で、執筆の前段階として、出版社の内部で企画が通ったと連絡をもらい、テスト原稿を2つほど書いてもらえないか?と依頼を受け、執筆が始まったわけです。
納期や原稿の要項について
少し話が前後するのですが、執筆の条件というものがあります。
契約書を交わすので、当然といえば当然なのですが、期日や納品する量の目安が決められています。
僕の場合、執筆の条件については、約30万文字(図表含む)の原稿で、納期は約半年という話でした。
書籍のジャンルにもよると思いますが、プロの執筆家にとって見れば無理難題ではない条件と言えそうです。
が、僕がもともと書いているブログは本業片手間の副業ブログです。
1日で「2000文字の文章+画像の用意」ができたとして5ヶ月、細かな構成やアイディアを形にすることを考えると、かなり順調に行って納期に間に合うのかな・・・くらいというところでした。
正直、条件を聞いて尻込みしました。ですが、これはチャンスです。
声をかけてもらえたこと、出版ができる可能性があること、ブログを通じて別の視点で仕事ができること、これはすべて僕にとってはプラス。
「やってみて、出版社から断られたら自分の力不足だったと思って、ブログで更に自分を磨こう・・・」
と考え、やや無理なスケジュールでもお受けすることにしました。
多分、このとき断っていたら、そのまま万年副業ブログ止まりだったでしょう・・・
大まかな流れはこんなところで、次へ続きます。