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ホームページやブログをスタートするときにつまづきやすい3つのポイント

ホームページ制作とかブログを始めてみたいとか、個人でもそれなりに情報発信をしたいという方は増えているように思います。
実際にアフィリエイト市場が賑わっているという背景もあるので、これからもしばらくはホームページ制作などの、WEB関連需要は減らないと思います。

今回は僕自身が関わったクライアントさんの話を混ぜて、個人でブログを始めたいとか、ホームページを持ちたいとか考えている方に必要なポイントみたいなものをまとめておきたいと思います。

自己解決能力を養えているか

普段使っているソフトはそれなりに使えても、他の機能についてはそれほどよく知らないという方が以外に多いということがあります。
例えば、メールとかWordとかEXCELはそれなりに使えても、ブラウザで動作するWordPressやネットショップの使い方をすぐに理解するのは難しいと感じる方が、ある一定数いるということです。
最近ではWEBサービスもチュートリアルなどが備わっているので、初見でも大抵のことはできるように設計されています。
そのあたりも直接説明がほしいという方がいるというイメージです。

パソコンの基本的な使い方がわからないクライアントさん

僕の関わったクライアントさんで一番大変だった方の例を紹介します。
この方は「ホームページの仕組みがわからないけれども自分でブログを始めて、個人サロンのお客さんを獲得したい」という方でした。
自分のPCを持っていなかったので、「そもそもネットで始めるの大丈夫?」と思っていたのですが、このクライアントさんは「初期投資が少なく、スピリチュアルなサービスの提供ということもあり、ネットで開業することとの相性も良いので始めたい」とのことでした。

事業のスタイルを考えると、確かにWEBサイトでの開業は相性が良く、熱意もあるのでなんとかしっかりとした基盤で開業してほしいと思いお手伝いしました。
ですが、僕の予想を遥かに超える機械音痴(失礼w)で、パソコン選びやパソコン用語なども含めて、作業レベルで教えることに・・・

作業レベルで教えるというのはかなり骨が折れるので、かなり苦労したことはなんとなく想像ができるかなと思います。(パソコン教室が成り立つ理由ですよね・・・)
当然、全部が全部教えられるわけもなく、僕も自分の仕事がありますし、寝る間も惜しんでボランティアをするわけにも行かず・・・
苦肉の策として、「とにかくネット検索のスキルを上げてください」とお願いしました。

具体的には「やりたいこと+条件キーワード」でヒットする情報が役に立つことを伝えました。
「個人事業 飲食店 低コスト」とか
「スクール開業 始め方 ホームページ」とか、
自分の中にある言葉で検索してみるとよく分かると思います。

お金をかけることができる人はすべて外注して、自分では何もせずに人を雇えばいいのですが、スモールビジネスでは自分で解決する力を身につけることは必須なんですよね。
個人でブログを始めて、顧客とのやり取り、コンテンツ作成、会計処理など、個人事業主は自分でやらなければならないことがたくさんあります。
そのため、自己解決する力を身につけるのは、実は大切なことだと思います。

顧客体験という概念を理解しているか

とあるクライアントさんに「お客さんがどうなることが理想的ですか?」と聞いたときのお話です。
この質問の意味は「顧客体験の流れをどう考えていますか?」ということなのですが、何度説明しても顧客側の心理変化についての話が聞けずに困ったという経験でした。

顧客はどのような心理でサービスを探しているか、もっと言えば何に困って解決策を探しているかが重要です。
そんな中自分のサイトを見つけてもらっとしても、そのままサービスを申し込むわけではありません。
そのサービスから得られる顧客自身の未来が、望むものでなければいけません。

いちばん大切なことは、顧客の視点で顧客のことを考え、なにが本当に顧客に響くのか、どのような順番で説明すれば響くのかという視点で自分の事業を考えるということです。

このあたりのマーケティングのことはこの本が役に立つかなと思います。

広告や人の心に響く言葉を考えるときにはこの本が役に立ちます。

現代広告の心理技術101

1. 人が何を求めているのか。
2. 人は自分の求めているものをどう思っているのか。
3. なぜ人はそういう行動をとるのか。
このあたりのことを理解すると、どのような言葉やストーリーが人をひきつけ、行動に結びつけることができるのかを自分の感覚として身につけることができます。

 

ホームページが伝えるメッセージはあるか

事業の段階として、ホームページを作ることを中間的な目標にするのは問題ないと思いますが、ホームページを使って顧客に伝えるメッセージがないのは致命的です。
きれいなホームページが出来上がってもそれが売上につながらず、結果として高いお金を払って、単に作っただけということになってしまっては意味がないですよね。

お客さんと商品をつなぐコンテンツはなにか

重要なのは、想定するお客さんが「何を求めていて、どのような変化を期待しているか」であって、その内容にマッチしたコンテンツをウェブサイトで公開することです。

単純にセール情報が知りたいとか、数あるサービスの中でどれが自分にマッチしているのかとか、そんな漠然とした情報を求めていることもあります。
逆に、ニッチな悩みや人にはなかなか話せないような悩みを抱えている場合もあります。

まずは自分のやりたいこと、提供できるものを列挙してから、そのサービスや商品を買う人がどんな人なのかを検討します。
これは先程お話した顧客体験にも結びつく話です。
その上で、お客さんの真の悩みや疑問はどこにあるのかを検討していきます。
心の悩みや疑問は簡単にはわからないでしょうし、顧客の中でもいくつかのパターンが有り、その人ごとに異なってきます。

例えば大型家電を買うときに、現物を見ないで購入を決められる人はそれほど多くないと思います。
家電量販店に足を運び、どのような製品なのか、インテリア性はどうか、使い心地はどうかなど現物を見て判断します。
この現物を触れるというのはリアルの店舗においてはコンテンツとして成り立ちます。
ウェブサイトでも同様に、その商品やサービスを利用したときのことを想像させるコンテンツを作ることが必要です。

大切なのは悩みや疑問に対する答えをいくつも用意することです。
その答えが、コンテンツとしてお客さんと商品やサービスをつなげるものとなります。
ホームページを作るだけでなく、「自分の商品がお客さんにどの程度伝わるのか?」ということを意識してホームページの制作からサービス提供までを考えてみてほしいと思います。

こういったウェブサイトを通じたマーケティングの手法に、コンテンツマーケティングというものがあります。
お客さんを集めるためのブログやSNS、広告の活用などのウェブサイトを通じたマーケティングの運営方法を体系的にまとめたものです。
コンテンツマーケティングについてはこの本が役に立ちますので、気になる方は内容をチェックしてみてください。

コンテンツ・マーケティング 64の法則

ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブック、プレゼン・・・
どんなコンテンツにも文章を書くということが求められています。
文章を書くことはアートではありません。スキルです。この書籍ではコンテンツを作成するためのスキル集です。

 

では、今回はこのあたりで。

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